求人情報誌の編集で一緒にバイトをしていた友達が、書店の店長になった。
そこで、何も仕事をしていなかった私に声をかけてくれて
ありがたいことに、副店長として働くことになった。
研修期間1ヶ月
書店の仕事は未経験。
最初の1ヶ月は市外にある書店で研修した。
家から車でどのくらいかかったかな?
1時間くらい前には出ていたような気がする。
1ヶ月の研修期間で書店のことを教わった。
私の担当は、男の子のコミックと児童書。
本が好きなわけでもなく、どちらかといえば嫌いな方。
それでも人間関係が良かったから楽しかった。
書店の裏事情
ムック本は返本ができないため買い取り。
他の雑誌は、売れ残ると出版社に返本する。
付録のある雑誌は付録を取って返本。
欲しい付録はいただいて、残ったものは
お客様に「ご自由にどうぞ」と
レジ近くのダンボールに入れて
購入してくれた人にあげていた。
入荷数が少ない本は、直接出版社に連絡して予約を入れる。
売れた本の追加も、スリップと呼ばれる
本に挟んでいるコード付きの紙を印刷して
直接FAXで注文していた。
今はネットを利用しているのかな?
本追加のためトーハンへ
コミック本の追加は、大体トーハンへ行っていた。
店長が行ったり、私が行ったり。
当時私はスポーツカー(2ドアクーペ)に乗っていたため
本がたくさん入ったダンボールをトランクに積むと
前が浮き上がる(笑)
凸凹道はちょー危険!
ドン!と後ろの底部分が道路にぶつかる💧
市外からの道中、慎重に運転しないと車がかわいそうなことになる。
事件です!
書店は、万引きされることが多いため、潰れやすい。
この店も、私が働くようになって1年がくる頃
閉店することになった。
思い出すのは、万引きした子を店長が
田んぼの畦まで追いかけたこと。
タイトなロングスカートを穿いていたのに素早い動きで捕まえた。
ポケットに入っていた小銭をばらまきながら(笑)
残された私達が小銭を拾い集める。
万引きの理由は、古本屋で売ることが目的だったりする。
ヱヴァンゲリヲンの本を
何冊もまとめて万引きされそうになったこともあった。
書店最後の仕事
閉店作業では、店内の本を全部チェックし、ダンボールに詰め返本する。
次の仕事が決まってないままの返本作業。
それでも楽しんでいた。
作業中に友達と写真を撮った。
そして、店内はカラッポになり、あっけなく閉店。
会社側が、次の仕事を斡旋してくれようとしたが
やりたい仕事ではなかったため断った。
そしてまた職探しの日々が始まった。
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