3年から4年にかけて意地悪されていたことは、先生に手紙を書いて渡した当日、先生がすぐ行動にうつしてくれたおかげで解消しました。
しかし、4年から5年にかけて、今度は別の子から意地悪をされるようになりました。
今となってはイジメです。そこで、前回同様息子と話をして、息子の許可を得て先生に手紙を書きました。
俺をイジメる人
4年から5年にかけて、息子に意地悪してくる子がいました。
年度初めの行事では、息子の後ろにいた子が、息子の制服を両手ではさむように拍手をしました。息子は怒るように振り向いたら、他の子と笑っていたそうです。
この「他の子」というのが以前意地悪をしていた子です。
このことを含め、息子にとっては「俺をイジメる人」となっていましたが、そのことを家庭訪問のとき、担任の先生に伝えました。
しかし、特別何か変化があるわけでもなく、きっと先生が「把握しておく」ということだけだったんだと思います。名前は聞かれたのでその時伝えました。
意地悪からイジメへ
6月18日(月)
帰宅した息子が、晩ごはんを作っていた私のところに鉛筆を持ってきました。
2本の鉛筆の芯の部分が無残に折られていました。
話しを聞くと、5時間目「ビデオを見た感想を書きましょう」と言われたので筆箱を机の上に出し、鉛筆を1本プリントが飛ばないように置いたところで、息子がやっている委員の人が呼ばれたため、教室を出て話したそうです。
そして机のところに戻ってくると、出していた鉛筆と筆箱にあった鉛筆の2本が折られていたそうです。
ここで大きな声を出して誰がやったのか聞けば良かったし、周りの子に聞けば良かったのですが、息子はスルーしてしまいました。
言えないんです。 聞けないんです。
息子の話しを聞いていて思ったのは、やられている息子自身があまり深く考えていないようで、やり過ごしている状態でした。
しかし、確実にエスカレートしてきています。
ここでポロッと話してきた息子の言葉に驚きました。
「プールのときパンツを隠された」と・・・。
さかのぼること4日前
6月14日(木)
プールの授業があり、プールを終えて更衣室に行くと、パンツがなかったそうです。探してみてもなかったので、しかたなく、パンツを履かずに制服のズボンを履きました。
そのときイジメてくる子が「ノーパン」と誰かに話している声が聞こえたそうです。
この日から授業のあとにプールをする「特練」が始まったので「特練のときに戻してくれるかも?」と淡い期待を持ちつつ参加したそうです。
しかし、パンツが戻ってくることはありませんでした。
私は18日に聞かされて初めて知りました。
パンツがなくなっていることにも気づいていませんでした💧
先生への手紙
鉛筆の芯を折られたことについて、先生に手紙を書きました。
そして旦那が帰宅してからそのことについて話していたら、息子がついでのように、パンツのことを話してきました。 全然ついでじゃないし!
手紙は破棄し、再び書き直しました。
「中学生になれば新しい人も増えるし頑張る!」と前向きに息子は言っていましたが、旦那が「中学のイジメはもっとひどくなる!」と注意を促していました。
イジメについては、いじめる方が100%悪い!という言葉を聞きました。
いじめられる方にも問題があるという発言に対し、バッサリ切ってくれたマツコ・デラックスさんの発言が昨年掲載されていたようなので紹介しておきます。
マツコ・デラックスさんの言葉
2017年11月「サンデー毎日」より
「いじめられてるのって、別にその人が悪いからいじめられてるわけじゃないからね」
「いじめなんてものに、理由なんかないの。いじめられている人に欠点があるから発生しているんじゃないんだから、そこを強くしようという発想は、もう、根本が間違ってると思う」
「むしろいじめてるほうに、何らかの闇があるのよ」
「結局、一番弱い立場に見える人のほうが、実は強いのよ。群れて、自分よりも立場が弱い人を強引に作って攻撃してる人のほうが、ホントはよっぽど弱いのよ」
と書かれていました。
ただ、いじめられている側の特徴は大体決まっているんですよね。
息子の場合は、スルーしてしまうこと。
先生に言わない子はターゲットにしやすいんです。
過保護、過干渉な親の子ほどイジメにあいやすいそうです。自己主張ができないので先生に言えないそうです。 分かります。まさしくです。
ただ、私に話してくれているということは本当に救いでした。
家庭訪問
6月19日(火)
先生に手紙を渡した日の夕方、雨の中息子が「ただいまー」と帰ってきました。
そして「先生が来てる」と一緒に帰ってきました💧
家の中は洗濯物が干されているので、家にあげることができず、玄関先での立ち話しになりましたが、先生から経緯や息子のことについて話しをしました。
やはり息子が思っていた通り主犯格は「俺をイジメる人」でした。
あとから息子に聞いたところ、息子が挙げた名前の子に先生が1人ずつ声をかけて別の場所に呼んで聞いたそうです。みんな正直に話してくれたようで、関わっていた子たちに謝られたそうです。「ごめんなさい」と言われると「いいよ」としか言えないと言っていました。
関わっていた子の中には、ただ見ているだけの子もいます。
その子がパンツの場所を教えてくれたそうで、すごく身近に隠されていたことを知り、自分が気づかなかったことを恥じていました。
ゴミ箱に捨てられたり、ぐちゃぐちゃにされていたらどうしようかと思っていましたが、きれいな状態のまま返ってきました。
心のケア
先生からは、1学期の間は何もなくても、連絡を蜜におこなうというようなことを言われました。そして息子の心のことを気にしていました。
パンツを隠された日から、プールの授業があるたびに「どうかパンツが入っていますように」と願いながらプールバックを開けていたそうです。こんなこと聞いたら泣けてきます。そしてパンツがあることが分かると安心したそうです。
このことも先生が「心のケア」の話しをされたときに伝えました。こんな想いでいたことを知ってほしかったからです。
もちろん保護者にも伝えると言われていました。
今後は様子を見守りつつ、ちょっとずつ自己主張できるようにしていきたいです。いつまでも親が関われるわけではないので、親が守れるうちは守ってあげたいです。
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