先日、今年度最初の参観日がありました。参観日で行った授業は、私が担任の先生に印刷して渡したこちらの内容を取り扱ってくださいました。
いじめをノックアウト
Eテレで放送されている「いじめをノックアウト」という番組があります。
MCは高橋みなみさんです。
この番組の内容を講演会で話されている方の文章を、先日担任の先生に印刷して手渡しました。再び紹介しますが、こちらです。
「いじめじゃないよ、ふざけてただけ!」子どもたちの無邪気な言葉に、大人は何をどう伝える?【LITALICO発達ナビ】
数年前の内容でしたが、子どもたちに伝えたいことでした。
すると、参観日でこの番組を取り扱ってくださいました。
私は、番組の中で登場する絵本は読みましたが、番組は見ていません。
そのため、文章ではなく、動画として初めて見ることができたため、自ら命を絶った「真也くん」の姿も初めて目にしました。
なんとも言えないですよね。
この子だったのか。。。と写真を見て、他人ごとには思えませんでした。
真也くんが亡くなったのは2010年、中学3年生のときでした。
いじめについての授業
私も見ていなかった番組を初めて見ることができました。
心が痛かったです。
何度も涙が出そうになりました。
映像を流して、途中で止め、子どもたちに質問します。
考える時間を作り、先生が名前を呼び、自分の考えを答えます。
みんな、一般的な意見を言っています。
息子も当てられます。
いじめっ子も当てられます。
みんな、普通の答えが返ってきます。
先生は授業の最後に、今回このテーマを選んだのは、保護者にも知ってもらいたかったからと言っていました。
でもね、参観日をまともに聞いている親は少数です。
廊下でひそひそ話している声がして、耳障りでした。
いじめっ子の親は、子どもの近くに立っていたものの、他人事だったと思います。
もちろん子どもたちもそうです。
みんな他人事なんですよね。
息子には、先生に渡した講演会の内容について話していたので、ビデオが流れたとき「あ!」と気づき、私の方を振り返って見るばかりしていました。
この内容を、急遽、参観日で取り扱ってくださったことには感謝しています。
でも、子どもたちの心には響かなかったのかな?
静かな教室で、集中できる環境だったらまた違ったのかもしれませんが、中学生でも理解できないことなので、小学生だと尚更他人事になるでしょうね。
学校から帰ってきた息子と参観日の内容について話しました。
授業の途中、班で相談するときに、息子の話をみんな真剣に聞いてくれていたので、何を話していたのか聞いてみると、私が先生に渡した印刷物のこと、息子がいじめられていることなどを話したそうです。
昨年度も、班の中のひとりの子に話したことがあったので、すぐに理解してくれたそうです。「あの授業のとき先生にA君とB君が呼ばれていた」と、息子の話で呼ばれていた理由に気づいたそうです。
こうやって自分から話すことができるって、スゴイと思うんですけどね。
息子のことを分かってくれる人は必ずいる!
守ってくれる人は必ずいる!
先生が言っていた言葉を思い出しました。
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